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クレムスはニーダーエスターライヒ州の都市で州内では、5番目に大きい都市になりますが、このクレムスから少し南のMelk(メルク)の一帯はワッハウ渓谷と言われて、ドナウ川沿いで最も風光明媚な場所です。
また、ワッハウ渓谷は有名なオーストリアワインの産地です。
ドナウ川クルーズを楽しみながらワイン巡りもできます。クルーズは3時間ほどで、途中で好きなところで下りながら、楽しめます。
クレムスの街の特徴は何と言っても建築です。中世から残る建築物はオーストリアで一番保存状態が良いとされており、街中の至る所に中世の面影を感じることができます。ユネスコ世界文化遺産なので、ウィーンに留学している学生にもぜひお薦めしたいエリアです。（ウィーンからもバスや鉄道で日帰りできます）
クレムスの旧市街では、小さなショップやカフェが立ち並んでいます。人口2万3000人の小さな町ですが、とても魅力ある滞在先です。ウィーンからも電車で1時間10分ほどです。
クレムスは11世紀ごろはウィーンに匹敵する大都市だったとされていて、実は歴史ある街なのですが、周りは中世のお城や修道院（Schonbuhel城やGöttweig Abbey ゲットヴァイク修道院など）もあり見どころが多いです。
また、クレムスから南に30分のMelk(メルク)も小さな素敵な佇まいのある町なので、街歩きに最適です。
なお、クレムスにはドナウ・クレムス大学があるので、実は外国人の学生も多い街になっています。日本では知られていないと思いますが、ちょっと特殊な大学なのです。新しい大学で、post graduate (大学院)のみとなっており、平均年齢も40歳で、30%が海外からの留学生なのです。医学、経済・ビジネス、法学、教育学、メディア、芸術・文化などの専攻があるので、興味がある方は調べてみて下さい。
クレムスはオーストリアの歴史・田舎、そして学業・音楽・ワインを堪能できる街なので、ぜひ滞在してみてください。
ワッハウ渓谷とクレムス
クレムス
メルク